由緒ある美術館を貸切り
アート、自然、美食が織りなす贅沢な時間

Luxe Partiesがプロデュースするのは、これまでにない新しい「パーティ」のスタイルです。

私たちがご提供するのは、大自然が織りなす、刻々と移り変わるドラマティックな絶景を五感で堪能できる特別な舞台。

そして今回、新たにご提案するのは、世界的に著名な彫刻家・流政之が遺した美術館という唯一無二の場所です。瀬戸内海を一望できるガーデンを備えたこの空間で、アートと自然が融合するひとときをお楽しみください。

空が広がる高台からの絶景、海とアートが調和する贅沢なガーデン、そしてアートに触れられる格別なシチュエーション。美術館を貸切ってパーティを開催できる特別感は、ゲストに深い感動をもたらします。

美術館に漂う静寂と荘厳さ、瀬戸内海から吹き抜ける海風、そして碧く輝く海の絶景———ここでしか味わえない贅沢な時間が、大切な人々とのかけがえのない瞬間をより特別なものにしてくれるでしょう。

Trip Style
パノラマで見渡す絶景の瀬戸内海
地図
Location
壮大な眺望と調和する、唯一無二の美術館

世界的に名を馳せた彫刻家・流政之(1923〜2018年)。そのアトリエであり、美術館として公開されている『NAGARE STUDIO 流政之美術館』。

彫刻家として活躍する傍ら、作庭から陶芸、家具デザインなど幅広い分野で才能を発揮し、日本を代表するアーティストとしてその名を刻みました。彼の名を知らなくとも、ニューヨーク近代美術館(MoMA)に永久収蔵された『受』や、日本アカデミー賞のブロンズ像「映画神像」など、その代表作を聞けば、彼の偉大さを実感できるでしょう。

香川県高松市、庵治半島東海岸の岬に建つNAGARE STUDIOは、流氏が晩年まで暮らし、創作を続けた住居兼アトリエ。現在は美術館として公開されており、作品の芸術性はもちろんのこと、ロケーションや建築が織りなす空間もまた、壮大なアートの一部となっています。

大自然と一体化した美しいランドスケープ、瀬戸内海を望む圧巻の眺望、そして作品と静かに向き合う贅沢な時間———。この特別な空間は、訪れる人々に忘れがたい感動と高揚感をもたらします。

流美術館からの風景
作家の哲学と美学が集結した庭園、「天台の庭」

瀬戸内海を望む天台の庭では、名だたる作品群に出合うことができます。

流氏は1975年、ニューヨーク世界貿易センターのシンボルとして、重さ約250t・長さ10mの巨大彫刻の大作『雲の砦』を制作し、国際的な評価を得ました。天台の庭には、その『雲の砦』の原型が展示されています。流氏は作品を御影石の石舞台に置き、じっくりとその出来栄えを見極めたといいます。
*『雲の砦』は、2001年のアメリカ同時多発テロ(9.11)の際、救助活動のため撤去されました。

抽象的な人型彫刻、『サキモリ』

庭の突端に佇む、御影石でつくられたブロンズ彫刻。

流氏が長年にわたる模索の末にたどり着いたこの作風は、国を守る古代の無名の兵士「防人(さきもり)」に心を寄せたもの。タイトルの『サキモリ』は、崎の守りに由来しています。

特徴的なのは、胸部にあたる中心が空洞になっていること。これは、“精神のみで立つ人”を表現しており、その空洞には、向き合う人の想いが自然と入り込むように設計されています。

流美術館
流美術館
彼の作品を肌で感じる場所

レンガ造りの独創的な建築は、流氏が自らの手で設計したもの。焼き損じた不揃いなレンガを集め、度重なる増改築を経てつくられた3階建ては、まるで歴史を刻んだ古城のような趣を持っています。

住居兼制作現場だった広大な敷地には、庵治石などの質感を生かした独自の技法で制作された彫刻作品が常時、100点以上展示されています。作品の多くは黒御影石で制作されており、硬くて冷たいはずの御影石が、流氏の手により柔らかく温かみのある造形へと生まれ変わります。